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FAR Sample問題の解答解説2

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以前合格直後にFARのAICPA Sample問題の解答解説記事を書いたのですが、それから日が経ち問題も変わったと思ったのでもう一度作成してみました。が、解いてびっくりしたのですが、以前からたった一問しか変わっておりませんでした。笑 しかもIFRSの問題が消えてめっちゃ簡単な取得原価の問題が増えただけという。。まあ、ほぼほぼ1回目と同じ内容ですが、一応解答解説を作成しました。全体的な所感としては公会計と発生主義について問う問題が多いかなと。あと頻出の棚卸資産、研究開発費のところが出題されてますね。

 

Q1. Lind Co.'s salaries expense of $10,000 is paid every other Friday for the 10 workdays then ending. Lind's employees do not work on Saturdays and Sundays. The last payroll was paid on June 18. On Wednesday, June 30, the month-end balance in the salaries expense account before accruals was $14,000. What amount should Lind report as salaries expense in its income statement for the month ended June 30?

A.$22,000

解説.

この問題は少し分かりにくいですが、費用は発生主義であるという原則で考えるとわかります。$10,000/10=$1,000(一日当たりの費用)で、営業日は22日(6/18が金曜日から計算できます)。よって、1,000×22=22,000

 

この問題は下のexpense account before accruals(Prepaid expense)の情報は使わなくても解けてしまいますね。FARではたまに不要な情報も載ってたりするので惑わされないようにしましょう。ちなみにこの問題は以前のSample問題にも載っていましたね。

 

Q2. Which of the following is considered part of the required supplementary information for general purpose external financial reporting of a local government?

A. Management discussion and analysis.

解説.

少しややこしいです。テキストではMD&A,Notes,RSIを分けて記載しているのですが、MD&Aも広い意味でRSIなので、これが正解となります。

 

Q3.Which of the following methods should be used to account for research and development costs with no alternative future use?

A. Charging all costs to expense when incurred.

解説.

with no alternative future useとあるので、発生時に費用処理です。

 

Q4. In preparing consolidated financial statements of a U.S. parent company with a foreign subsidiary, the foreign subsidiary’s functional currency is the currency

A. Of the environment in which the subsidiary primarily generates and expends cash.

解説.

機能通貨は在外子会社が主たる収入・支出に使用している通貨のことです。これもテキスト通りですね。

 

Q5.A government entity is required to include a statement of cash flows in which of the following financial statements?

A. Proprietary fund financial statements.

解説.

これはテキストの表のとおりです。Proprietary fundは企業会計と同じと覚えると、CFも開示する必要があるとわかると思います。

 

Q6.A bond issued on June 1, year 1, has interest payment dates of April 1 and October 1. Bond interest expense for the year ended December 31, year 1, is for a period of

A. Seven months.

解説.

社債の利息ですが、発生主義なので支払日は関係ありません。6/1発行なので7か月が正解です。

 

Q7. The FASB makes changes to the Accounting Standards Codification by issuing

A. Accounting Standards Updates.

これはテキストに記載のとおりです。

 

 

Q8. NPO保有する金融資産に関する問題です。

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解説.

NPO保有する金融資産は全面時価評価なので、A.$14,900

 

Q9. 土地の取得原価に関する問題です。

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解説.

500,000+60,000+12,000+14,000-9,000=$577,000

これも超基礎問題ですね。どれを取得原価に含めるか、といった類のものはゴロで覚えるのがお勧めです。

 

Q10.

Simm Co. has determined its December 31 inventory on a LIFO basis to be $400,000. Information pertaining to the inventory follows:

Estimated selling price:$408,000

Estimated cost of disposal:$20,000

Normal profit margin:$60,000

Current replacement cost:$390,000

At December 31, what should be the amount of Simm's inventory?


A. $388,000

解説.

これはLIFOの低価法の問題になります。LIFOの低価法の場合、再調達価格と比較して低いほうが簿価になりますが、上限:NRV、下限:NRV-nomal profitなので、当てはめると408,000-20,000=388,000となります。

 

以上になります。sample問題に似た問題は本番も出やすいと聞きますので、ぜひよく復習してから本番に臨んでください!

 

 

 

USCPA試験 本番のタイムマネジメント

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今回はUSCPA試験本番のタイムマネジメントについて書きます!

 

USCPA試験は各テストレットのタイムマネジメントがしっかりできるかどうかで本番の点数ががらっと変わります。皆さんは試験前にあらかじめ、どのテストレットを何分で解くか決めてから臨むようにしてください。

 

ちなみに私は下記のような時間配分でした。(若干あいまいな部分もありますがおおよそこんな感じでした。)

 

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当たり前のことですが、TBSの時間はどこにリサーチが来るかでだいぶ変わります。私は運よくT3で来てくれることが多かったですが、T5にくるとだいぶ不利だな、と思います。また、リサーチは絶対10分以上かけてはだめです。おそらく配点も少ないので、すぐわからなかったら捨てて他に時間を回すようにしてください。

 

ただ本番ノールックでリサーチを捨てるのはもったいないので、リサーチの効率のいい解き方が書いてあるブログなどを見て、必ず一度はトライしてみてください!

 

ちなみに私はリサーチが2問出たときは1問できなかったです。できませんでしたが、「よし、これでほかに多く時間を使える、ラッキー!」とポジティブにとらえて2分で諦めてやりましたよ。試験中はポジティブが大事です。ほんとに。

 

話はそれましたが、今回の記事で一番伝えたい事はとにかくMCを早く解くことです。これは自分が受験生の時も何度も馬鹿みたいにツイートしてたんですが、TBSはそこまで難しい知識を問われないので、MCを早く解き終わり、心に余裕を持った状態でTBSに臨むことが合格の一番の近道だと思います。

 

落ちた人を馬鹿にする意図は全くないのですが、落ちる人でよくあるのはMCに時間を割きすぎてTBSで焦って十分に解ききれなかった、というパターンです。私はアビタスのテキストはわりと仕上がってると考えていたので、MCでアビタスに載ってない問題に出くわしたら無駄に考えず捨てるようにしていました。特に難化したT2にはそんな問題が多かったので4,5問はすぐ捨てたとおもます。そのようにしてなんとかMCを90分以内に解いてTBSに行くのが必勝法だと思います。

 

あとこれは好みの問題かもしれませんが、フラグを付けて後で見直すということもしませんでした。これは、テストでは見直して解くと正答率が下がるとどこかの偉い人が言ってたのと、単純にその時間があればTBSをじっくり解きたいと考えたからです。

 

最後にBECのWCの時間配分ですが、これは完全に個人の技量によるので何とも言えないです。英検1級のライティングが突破できる人は30分あればいいと思いますし、私のような微妙な英語力の持ち主は60分くらい必要かなともいます。ちなみに、私は試験受ける前は最悪45分切ったらWCに移ると決めてました。

 

今回は以上になります。私のほかにも試験時間のブログを書いてる人はたくさんいると思うので、ぜひいろんな人を参考にしてみてください!

 

【Excel VBA】全てのワークシートでA1セルを選択した状態で閉じるマクロの紹介

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企業で働いている人の中には、上司からエクセルで資料作成を頼まれる際に、『必ずA1セルを選択した状態で保存しておいてと言われたことがある人も多いのではないでしょうか。

 

確かにそのほうがシートを見やすいので上司の気持ちもわかりますが、シートが大量にある場合などにいちいちその作業をするのはかなり面倒だなあと思います。

そこで、そのような煩わしい作業から解放されるべく、

全てのワークシートでA1セルを選択した状態で閉じるマクロ

を作成しました!

 

以下がVBAコードになります。

 

Sub sample()

Dim ws As Worksheet

 For Each ws In ActiveWorkbook.Worksheets

  ws.Activate

  ActiveSheet.Range("a1").Select

 Next ws

 Worksheets(1).Activate

ActiveWorkbook.Close SaveChanges:=True

End Sub

 

非常に短いコードですね。

 

簡単にマクロの説明をすると、

For each...nextステートメントでブックの全てのシートを選択し、A1セルを選択します。その後、Closeメソッドの引数「SaveChanges」にTrueを指定することにより、上書き保存してブックを閉じます。

 

上記コードををそのまま標準モジュールに貼り付ければ、あとはマクロを実行するだけなので、是非試してみてください。

 

 

OFFSET関数とMATCH関数の組合せで、VLOOKUP関数ではできないマイナス方向の値を取得する

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普段エクセルで仕事をしていると、VLOOKUP関数を使用する機会が多々あると思います。しかし、VLOOKUP関数には検索値よりマイナス方向の列にある値を取得することができないという弱点があります。

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 上図では、「商品コード」を検索値として、右表から、「2018年度売上」の値を取得するために、VLOOKUP関数を使用しています。しかし、右表の「商品名」は検索値(商品コード)の左にあるためにVLOOKUP関数では値を取得することができません。

ちなみに、VLOOKUP関数の列番号を"-1"にすればできるのではないか?と誰もが一度は考えると思いますが、あえなくエラー(#VALUE!)になります。(笑)

 そこで今日は、検索値よりも左側の列にある値を取得するための関数を紹介していきます。

 OFFSET関数・MATCH関数の組合せ

 VLOOKUP関数の弱点を補完してくれるのが、OFFSET関数とMATCH関数の組み合わせになります。手っ取り早く結論から説明すると、下のような数式になります。

 

=OFFSET(基準,MATCH(検索値,検索範囲,[照合の型]),列数)

 

上の書式は、OFFSET関数にMATCH関数をネストしているのですが、これだけでは何のことかさっぱりだと思うので、また先ほどの図を見ていきます。

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上表では、セルB4に

=OFFSET($N$4,MATCH(C4,$N$4:$N$14,0)-1,-1)

という式が入力されており、これを14行目までコピーしています。

何をしているかというと、OFFSET関数の行数を入力するべきところにMATCH関数をネストすることで、右表の商品コードを基準に、その1つ左の値を左表のB列に返しています。

 検索値より2列左の列の値を取得したければ、OFFSET関数の列数の"-1"の部分が"-2"になります。(OFFSET関数の行数を"-1"している理由は後述します。)

 ちなみに、OFFSET関数の列数の"-1"の部分を"+1"にすると、VLOOKUP関数とまったく同じ結果が得られます。そのため、OFFSET関数とMATCH関数の組み合わせはいろいろな場面で活躍し、VLOOKUP関数よりも圧倒的に汎用性が高いのですが、職場でも使える人をほとんど見かけません。逆の見方をすると、マスターすればエクセル上級者の仲間入りができるということです。

 では、さらに理解を深めるためにOFFSET関数・MATCH関数をそれぞれ説明していきます。

 OFFSET関数

=OFFSET(基準, 行数, 列数, [高さ], [幅])

解説:セルまたはセル範囲から指定された行数と列数だけシフトした位置にあるセル(セル範囲)の参照を返します。

言葉にすると非常にわかりにくいので、下図を参考にしてください。

 

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これだけ見ると、OFFSET関数っていったい何に使うんだ?と疑問が浮かぶと思いますが、その直感は正しく、OFFSET関数が単独で力を発揮することは実務でまずお目にかかりません。この関数は他の関数とネストさせることで活躍してくれます。

 

では次にMATCH関数についてみていきます。

 

 MATCH関数

=MATCH(検査値, 検査範囲, [照合の型])

解説:セル範囲で指定した項目を検索し、その範囲内で上から数えた数値を返します。

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 図が示す通り、"名古屋"と入力されたセルが、"札幌"と書かれたセルから数えて何番目かを教えてくれます。そしてまさしくこの「何番目か」をOFFSET関数の「行数」に代入することで、VLOOKUP関数のように、指定した範囲の中から検索条件に一致したデータを検索し、取り出してくれる関数ができあがります。

 

以上を理解したうえで、先ほどの関数をみると意味が理解できると思います。

=OFFSET($N$4,MATCH(C4,$N$4:$N$14,0)-1,-1)

 

さて、ここで行数を"-1"している理由ですが、OFFSET関数とMATCH関数の解説を見るとわかる通り、MATCH関数は最初のセルを含んで順番を数えます。一方で、OFFSET関数は基準となるセルを含まずにセルを数えていきます。そのため、MATCH関数でカウントした数から"-1"しないと行数にズレが出てきてしまうのですね。

 

OFFSET関数とMATCH関数の解説は以上になります。

皆さんも職場でこの関数を使いこなして、エクセル上級者の仲間入りをしましょう!!

 

USCPA試験に必要なTOEICスコアと対策方法

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USCPA試験を受けるのに必要なTOEICスコアはどのくらいでしょうか?

巷では900点ないと厳しいとか、600点でも問題ないなど様々なことが言われていますが、実際はどうなのでしょうか。今回はUSCPA試験に必要なTOEICスコアを考察していこうと思います。

TOEICの各スコアのレベル

まず、TOEICの各スコアのレベルを考えていきます。(USCPAにリスニングはでないのでリーディングの点数にフォーカスしていきます。)

 

①495~425

幅広い語彙を有している。難しく、複雑で、あまり使用されない文法的な構造であっても理解できて意味を読み取ることができる。文章全体にわたる情報を関連付けることができる。

 

②420~325

中級レベルの語彙が理解できる。難しく、複雑で、あまり使用されない文法的な構造であっても理解できて意味を読み取ることができる。文章に使用されている語彙や文法が難しいときでも、文章の限られた範囲内では情報を関連付けることができる。

 

③320~225

簡単な語彙が理解できる。よく使用される、規則に基づいた文法構造が理解できる。限られた長さの文章においては、簡単な推測ができる。文章中に使われているのと同じ表現が問題に使用されているときは、事実に基づく情報に関する問題に正答できる。一つの文、または二つの文にわたる情報を関連付けることができることもある。

 

上記は概要にとどまりますが、詳しくはTOEICの公式ページに「Score Descriptor Table(レベル別評価の一覧表)」が掲載されていますので、気になる方は一読してみてください。

 

USCPA試験の問題レベル

次にUSCPA試験のレベルを考えて行きます。下の問題はAICPAのAUDのサンプル問題です。

 

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問題文が比較的短いSampleのMCであってもこのくらいのレベルになります。当たり前ですがUSCPA試験はアメリカの国家資格であるので非ネイティブ向けに容易な単語、文構造を用意してくれているわけではありません。つまり、英語を真剣に勉強したことがない純ジャパが読める文章は出てきません。またもっと言うと、本番の試験は4時間ある上に、TBSの文章はこれよりもっと長くて複雑です。

 

まとめ

ここまで、TOEICの各スコアのレベルとUSCPAの問題を比較してきてすでにお気づきかとおもいますが、USCPA試験を合格するにはTOEICは①495~425のレベルに達している必要があります。一科目目のFARに合格してAUD,BECで苦戦される方は英語力が不足している可能性が高いです。たま~に600点でも合格できた、という方もいますが、それは勉強のスタート時が600点であっただけで、合格するときには①495~425のレベルにいるのだとおもいます。

 

英語力が不足している人がとるべき対策

重要なのはここです。では英語力が足りない方はまずTOEICから勉強したほうがいいのかというと、そんなことはありません。USCPA試験を受ける方は転職を目指されていたり、結婚などの重要なライフイベントを控えている方も多いと思います。つまり早期合格を目指されている方が多いと思いますので、TOEICなどに寄り道している暇はありません。英語力が足りない方は以下の方法で勉強を進めていってください。

①ロイヤル英文法などの文法書をテキストの横に置いておく。

②単語帳を作る。

③数多くの問題を解く。

 

①文法書をテキストの横に置いておく。

問題を解いていて文法がわからなければ放置せず、すぐに調べる習慣をつけてください。可能であれば該当箇所だけでなく、その周辺の文法知識も併せて勉強してください。これを繰り返せば自ずと文法力がつきます。

 

②単語帳を作る。

TOEICの単語帳など買わず自分で作ってください。TOEICの単語帳はあくまでTOEICで頻出の単語が羅列してあるのであってUSCPA試験で頻出とは限りません。自分だけのオリジナルな、USCPAで頻出のワードを網羅した単語帳の作成をお勧めします。(USCPAは【faucet】なんて知らなくていいんです、【felony】が分かればいいんです。)

 

③数多くの問題を解く。

これはWileyを使います。USCPA試験、どんなに範囲が広いと言っても予備校のMC、RQ、Wileyすべて解いたら、さすがに本番知らない単語と出くわす確率は低いです。また、AUD特有の言い回しなどは慣れれば早く読めるようになります。数多くの問題を解いて、USCPA試験の英語力を上げてください。

 

今回は以上になります。

この記事が皆さんの参考になれば幸いです!

 

 

 

BEC WC対策

今回はBEC WC対策について解説していきます。

 

英語が苦手な日本人受験生の双璧といえるのが【AUDのTBSの長文】と【BECのWritten Communication】かと思います。しかし、BECのWCはある程度対策をすれば恐れるに足らずだと思いますので、今回はWC対策をどうやって、どの程度行うかにフォーカスしていきます。

 

ちなみに、WC問題の配点は全体の15%を占めているため、捨てることはおすすめしません。絶対に白紙で提出するのはやめてください。

 

WC対策の具体的方法

①Intro, Body, Conclusionをしっかり記述

英検とかでもそうですが、ここの構成がしっかりしていないと英語の記述試験では点数は来ません。私は試験開始と同時に3問ともIntro, Conclusionを書いて、それから問題に取り組みました。(Bodyは問題によって異なるので先には書けません。)Intro,Bodyの内容は予備校のテキストにあるので、その型をしっかりと覚えた状態で試験に臨むようにしてください。

 

②グラマリーで添削

WC対策の問題点はMCやTBSみたいに答えがないことです。なので、実際に書いてみてもそれが本番どの程度点数がもらえるのかがわかりません。そこで受験生にできることはグラマリーで添削か、もしくは有料の添削サービスを使うことくらいだと思います。私はBECの期間だけグラマリーの有料プランに登録して、1日1つ書いてグラマリーで添削するようにしておりました。

 

③テキストの内容を他人に説明できるか

本番はまじで何が聞かれるかわからないです。ネットで頻出と言われているところが出るとも限りません。なので、WCにおいてもUSCPAの原則通り広く浅く対策するのが良いと思います(頻出と言われていることろの予備校の解答の丸暗記は無駄ということです。)

広く浅く対策するうえで役立つのはテキストです。例えばテキストにはEDIのメリット、デメリットなどが書いてありますが、これを英語で言うとどうなるか?と常に意識してテキストを読むことをお勧めします。何となくテキストを読むのではなく、直接原価計算と全部原価計算の主な違いはこれだな、とか常に考えて読みます。そしてこのテキストの内容をBodyに記載します。

本番は満点解答を狙うのではなく、IntroとConclusionをしっかり書いて、Bodyは簡単な定義、メリットデメリット、2つの違い、などを書ければ十分だと思います。

 

④練習の際はノートではなくパソコンでタイピングする

紙に書くのが好きな方もいると思いますが、本番はPCでタイピングするので、できるだけ本番と同じようにPCで練習してください。

 

WC対策にどの程度時間を使うか

これは試験の配分通りでいいと思います。自分の勉強時間の10~15%を使えば十分かと思います。また、IntroとConclusionの暗記はしっかりするとして、それ以外は③で記載した通りMC対策としてテキストを精読する際に、簡単な定義やメリットデメリットを英語で、空で言えるか?をやってもらえればいいと思います。一番やってはいけないのはWCに全集中してしまってMCがおろそかになることです。A校の論点集はありがたいですが、あれをもらうと全部覚えないと合格できないのか?と錯覚してしまいますがそんなことはありません。一般的な純ジャパの受験生は絶対あんなに書けません。ですがみんな合格しています。WCは半分くらいもらえればいいやと割り切ってMCとTBSに集中してください。

 

英語キーボードの特徴

最後に、知らないと本番焦って終了するので2点書いておきます。

英語キーボードの「アポストロフィ」のキーボード割り当ては、「Enter」キーの左にあるキー(【" '】の書いてあるキー)です。第1優先としてキー割り当てがされているため、日本語キーボードのように「Shift」キーを同時押しする必要はありません。

英語配列には「¥」がありません。「バックスラッシュ(逆向きの/。Enterキーの上)」を打つとでてきます。

 

今回は以上になります。

皆さんのご検討をお祈りしています。

直前のエクセルシートに戻るマクロを使って、作業時間を短縮しよう!

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実務では、同じエクセルブックのシート間を行ったり来たりすることはよくあります。

しかし、何度もシートの切り替えを行うような作業をする場合に、毎回シートの見出しをクリックすると大変です。そこで多くの人は、「Alt+Tab」でアプリケーション間の切り替えが一瞬でできるように、エクセルのシート間の切り替えも一瞬でできるショートカットキーがエクセルに標準で備わっていると想像するわけです。しかし残念ながら、、、エクセルにはそのようなショートカットキーは存在しません。

一応、「Ctrl+Pageup」と「Ctrl+Pagedown」で隣のシートに移動することはできますが、シートが離れている場合は何度も操作しないといけないので手間がかかりますし、それならマウスで見出しをクリックするほうが早いです。

 

ということで、そんなことならマクロで作ってしまおう!また、どうせ作るなら個人用マクロブックに保存してすべてのエクセルで使えるようにしよう!と考えました。

 

下記のマクロを実行すれば、隣のシートであろうが、離れたシートであろうが、直前に参照していたシートに一瞬で切り替わりますもちろん、いちいちマクロを表示させて実行させては時間がかかって意味がないので、片手だけで切り替えができるよう「Ctrl+Tab」というショートカットキーを割り当てました。

 

まず基本的なマクロの考え方ですが、イベント処理を利用して、ワークシートが非アクティベイトになったときにそのシートの名前を変数に格納し、ショートカットキーを使って直前のシートに戻るという方法をとります。

 

ではまずコードから紹介します。下のコードを個人用マクロブックのワークブックモジュールと標準モジュールにそれぞれ記述すれば、すべてのブックが「Ctrl+Tab」でシートの行き来ができるようになります。

 

Thisworkbookに記述

Public WithEvents xlapp As Application
Private Sub Workbook_Open()
 Set xlapp = Application
 Application.OnTime Now + TimeSerial(0, 0, 1), "shortcutkey"
End Sub

Private Sub xlapp_SheetDeactivate(ByVal Sh As Object)
    gotobeforeSheet = Sh.Name
End Sub   

標準モジュールに記述

Public gotobeforeSheet As String

Sub GobacktoBeforeSheet()
    On Error Resume Next
   If gotobeforeSheet <> "" Then
    Worksheets(gotobeforeSheet).Activate
   End If
End Sub

Public Sub shortcutkey()
 On Error Resume Next
 'ショートカットキーの登録
 Application.OnKey "^{tab}", "GobacktoBeforeSheet"
End Sub    

 

コードを説明していきます。まず、Public WithEvents xlapp As Applicationですが、ほかのブックのイベント処理を扱う場合は、WithEventsキーワードを使用して、アプリケーションオブジェクトの変数を宣言する必要があります。

Private Sub Workbook_Open()  
Set xlapp = Application  
  Application.OnTime Now + TimeSerial(0, 0, 1), "shortcutkey"
End Sub

次にこの部分ですが、「Workbook_Open」プロシージャによって、ブックが開かれた(イベント発生の)ときに自動でマクロを実行させています。

まず、Set xlapp = Application で、アプリケーションオブジェクトを生成します。次に、Application.OnTime Now + TimeSerial(0, 0, 1), "shortcutkey" で、マクロ実行時間を遅らせて"shortcutkey"マクロを呼び出します。

 

Private Sub xlapp_SheetDeactivate(ByVal Sh As Object)
 gotobeforeSheet = Sh.Name
End Sub

次に、「SheetDeactivate」プロシージャで、シートが非アクティベイトになるときに、そのシートの名前をgotobeforeSheet変数に格納します。通常、ワークブックのイベント処理の場合、「xlapp」の部分が「Workbook」になりますが、今回はエクセル全体に対するイベント処理のため、先ほど生成した「xlapp」になります。

 

さて、ここまでがワークブックモジュールに記述したコードの説明になります。WithEventsキーワードは使い方が難しいですが、一つのブックに記述したマクロを複数のブックで利用できるため、職場などでは必須の機能といえます。では次は、標準モジュールの説明に移ります。

 

まず、gotobeforeSheet変数をパブリックで宣言します。そして、「GobacktoBeforeSheet」プロシージャにより、直前に非アクティブになったシートに戻ることができます。あとはこのプロシージャを「Ctrl+Tab」のショートカットキーに登録すれば完成です。

 

イベント処理は奥が深いので、マスターすれば多くのことがエクセルで実現可能だと思います。私もまだまだ理解が浅いので、さらに学習を進めていこうと思います。

 

参照:

直前に操作していたシートに戻るショートカットキーは?:エクセルマクロ・Excel VBAの使い方-イベントプロシージャ